外科について
表在の外傷（擦り傷、切り傷、咬傷、やけど）やとげ等の異物刺入について当院にて治療を行います。なお、外傷は適切な処置を行うタイミングがあるため、感染症にかからないためにもなるべくお早めにご受診ください。
また、傷をなるべくキレイに治したいという患者様につきましては、適応を判断した上でモイストケア（湿潤療法）による治療を行います。これは「自己治癒能力」を最大限に生かす治療法で、従来の傷を消毒して乾燥させ、かさぶたを作って治す従来の創傷治療とは異なります。湿潤療法の場合、傷口を水で洗浄し異物を取り除いた後、創面を被覆（ドレッシング）材で密封します。そのため消毒によって組織を傷害することはなく通常は痛みも少なく経過します。またドレッシング材で密封することで傷口から出てくる滲出液を封じ込めることで自己治癒能力を活かすことになり、皮膚を早くそしてキレイに再生させるように促す治療法です。
そのほか、痔の診療も行います。また、頭部を外傷した際に頭部CTによる精査を受ける必要があるかどうかを判断したり、しこり、リンパの腫れ、むくみの原因を調べたり、下肢静脈瘤の診察を行います。
外科には、今後手術を受ける必要があるかどうかの判断を行う役割もあります。当院では大きな手術を行うことは困難であるため、診察や検査の結果、更なる精査や手術が必要と判断した場合は、ご本人やご家族と相談のうえ、適切な高度医療機関をご紹介いたします。
