当院における施設基準等と掲示事項
当院では、保険医療機関及び保険医療養担当規則等、高齢者の医療の確保に関する法律の規定による療養の給付等の取扱い及び担当に関する基準に従い、以下の算定を行っております。
○医療情報取得加算
当院はオンライン資格確認を行う体制を有しています。受診された患者様に対し、受診歴、薬剤 情報、特定健診情報その他必要な診療情報を取得・活用して診療を行っています。
○医療DX推進体制整備加算
当院では受診歴・薬剤情報・特定健診情報・その他必要な診療情報を取得・活用して診療を行っております。マイナ保険証利用を促進するなど医療DXの推進により、質の高い医療の提供に努めております。また、電子処方箋の発行など(2025年6月1日時点では電子カルテ情報共有サービスに未対応)の医療DXにかかる取り組みを実施しております。
○一般名処方加算
当院では患者様に必要な医薬品を確保するため、医薬品の供給状況を踏まえつつ、薬局とも連携のうえ、一般名処方(お薬をメーカー・銘柄を指定せず記載すること)を行っております。
○外来感染対策向上加算
当院は受診歴の有無に関わらず、発熱患者等の受入れを予約制で行っております。また、下記の院内感染防止対策を取り組んでいます。
院内感染管理者(院長)を配置し、職員一同で院内感染対策に取り組んでいます。感染防止対策業務指針及び手順書を作成し、職員全員がそれに従います。職員全員に対し年2回院内研修を実施し、感染防止に対する知識向上に取り組んでいます。感染性の高い疾患(インフルエンザや新型コロナウイルス感染症など)が疑われる場合は、一般診療の方と導線を分けた診療スペースを確保して対応します。東京共済病院、目黒区医師会と感染対策連携を取っております。
○院内トリアージ実施料
当院では下記の時間帯に初診で受診された患者様に対して院内トリアージを実施しています。
平日:18時以降、土曜日:12時以降
来院後速やかに緊急度を判断した結果、緊急レベルが高いと判断した場合には、予約されている患者様や、すでにお待ちの患者様より先に診察を開始させていただく場合があります。緊急度が低い場合は、予約をされていても予約の時間通りに診察が受けられない場合や、待ち時間が⻑くなる場合がありますのであらかじめご了承ください。また、トリアージは⼀定時間後に再評価を⾏いますので、お待ち時間中に状況が変化すれば診察の順番が変わることもあります。
当院ではこの取り組みへの評価として厚⽣労働省が定めた「院内トリアージ実施料」を算定しております。この料⾦は緊急度が⾼いため優先的に診察を受けた患者様だけではなく、結果的に順番を譲る形になり、待ち時間が⻑くなってしまった⽅にも適応されますのでご理解いただきますようお願い申し上げます。
※トリアージの⽬標開始時間は来院直後、再評価時間は概ね30分おきとし、判定基準は以下の通り(JTAS: 日本トリアージスケールに準拠)
緊急度判定レベル | 推奨される対応 | 疾患の例 |
---|---|---|
レベル1(蘇生) | 直ちに診察・治療が必要 | 重症外傷・痙攣持続・高度な意識障害など |
レベル2(緊急) | 10分以内に診察が必要 | 心原性胸痛・激しい頭痛や腹痛・中等度意識障害など |
レベル3(準緊急) | 30分以内に診察が必要 | 症状のない高血圧・痙攣後・中等度の頭痛や腹痛など |
レベル4(低緊急) | 1時間以内に診察が必要 | 尿路感染症・縫合を要する⽌⾎済の創傷など |
レベル5(非緊急) | 2時間以内に診察が必要 | 軽度のアレルギー症状・軽度の外傷・処⽅や検査希望など |
<ご負担額について> 国で定められている実施料の保険点数は300点となり、3割負担の方であれば900円の自己負担が生じます。あらかじめご了承いただき、ご理解ご協力の程よろしくお願い申し上げます。
○情報通信機器を用いた診療
情報通信機器を用いた診療の初診において向精神薬の処方は行うことは出来ません。
2025年6月1日